大問1 評論 『日本の思想史』佐伯啓思
出典はこちらの1章から。
〇夏目漱石の考え
①学者・知識人が考えた理屈・・・矛盾を許さない
→現実の生活では矛盾はつきもので、実生活の経験の方が大切
②学者・知識人の理屈の原点・・・西洋的な学問
→日本の現実に当てはまるわけではない
〇上記を踏まえた筆者の考え
日本の構造改革の問題点・・・アメリカの影響を受けた改革であり、日本の歴史や習慣を考慮していない
→理屈を現実に当てはめても上手くいくわけではなく、その間にある「緊張」を知る必要がある
問1 基本語彙です。問題ないでしょう。
問2 漱石が理屈より実生活の方を重視していたことがポイントです。
問3 問2と同様です。
問4 「これが一つ」「第二に」と分かりやすいキーワードがありますね。
夏目漱石の考え①、②が押さえられていれば問題ありません。
問5 こちらも基本語彙です。
問6 アメリカ型の改革は日本の歴史や習慣に基づいたものではないのでしたね。
問7 理想と現実の間には様々な「緊張=葛藤」があり、私たちはそれを知る必要があるというのが筆者の主張でした。
問8 接続語に関する問題。簡単な論理展開ですのでこれは落としたくないですね。
問9 漱石の考え→筆者の考えに切り替わるところで前後半に分けることができます。
問10 文学史。選択肢全て有名な作品ですから、作者含め押さえておきましょう。
問11 漢字です。完答しましょう。
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